水の街、国分寺 アイキャッチ画像
水の街、国分寺 アイキャッチ画像

海も湖も大きな川も無い国分寺ですが

不定期に書いている「国分寺ってどんな街?」シリーズ。これまで2つ、東京・国分寺の特徴を紹介してきました。

【国分寺ってどんな街?シリーズ】東京の重心、国分寺の今〜武蔵国分寺、中央線、北口再開発〜

【国分寺ってどんな街?シリーズ】坂の街、国分寺〜昔の多摩川が生み出した国分寺崖線〜

今日は「水の街」として紹介したいと思います。

国分寺市は東京湾に面していないですし、湖もありません。また、野川の源流のように小さな川はありますが、多摩川のような大きな川はありません。なのに水の街と言うのはおこがましいのですが、市内の水の代表的なスポットを紹介しますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

東京の名湧水57選のうち4つが国分寺市内に

東京都が2003年に発表した東京の名湧水57選。都内の湧き水のスポットを57箇所選定したのですが、そのうち4箇所が国分寺市内から。姿見の池新次郎池殿ヶ谷戸庭園お鷹の道・真姿の池湧水群の4つです。

国分寺市内には国分寺崖線 (こくぶんじがいせん)という起伏の激しい崖があちこちにあり、大昔の多摩川が蛇行したときに作られた起伏です。この崖線があるため、地中に溜まった水が湧き出る場所がいくつかあるわけです。

お鷹の道・真姿の池湧水群

国分寺崖線から湧き出た水が見られる代表的なスポットが真姿の池(ますがたのいけ)湧水群(ゆうすいぐん)、そして水がせせらぎとなって小道に沿うように流れていき、この小道がお鷹の道

とうとうと流れる湧き水がこちら。

真姿の池湧水群で湧き出る水
真姿の池湧水群で湧き出る水

真姿の池湧水群からお鷹の道へと流れるせせらぎは風情があって、本当に美しいです。

真姿の池湧水群の湧き水
真姿の池湧水群の湧き水

おたかの道湧水園

真姿の池湧水群から少し東に行くと、「おたかの道湧水園」という施設があります。この中には樹木の下から湧き出た水が池になっています。

おたかの道湧水園
おたかの道湧水園

姿見の池

場所を北西に移動して、西国分寺駅から徒歩5分ぐらいにあるのが姿見の池 (すがたみのいけ)。「真姿の池」と「姿見の池」で名前が似ていますが、かつて恋ヶ窪の遊女たちが、自らの姿を映して見ていたので「姿見の池」と呼ばれるようになったと言われています。

【国分寺市HP】姿見の池【都名湧水】

こちらも東京の名湧水57選の一つで、まるでオアシスに来た気分がします。

姿見の池
姿見の池

殿ヶ谷戸庭園の次郎弁天池

続いて国分寺駅の南側に移動すると、都立・殿ヶ谷戸庭園があります。こちらは回遊式の庭園となっていて、散策すると四季折々の様々な植物に出会えます。

園内にあるのが次郎弁天池。国分寺崖線が生み出す湧き水からできたもので、本当に美しい池です。東京の名湧水57選の一つです。

都立・殿ヶ谷戸庭園にある次郎弁天池
都立・殿ヶ谷戸庭園にある次郎弁天池

東京経済大学の新次郎池

殿ヶ谷戸庭園からさらに東に行くと、東京経済大学の国分寺キャンパスがあります。

学内には新次郎池という小さな池があり、こちらも東京の名湧水57選に選ばれています。ハートの形の池で小さくて可愛らしいです。

東京経済大学の敷地内にある新次郎池はハート型
東京経済大学の敷地内にある新次郎池はハート型

武蔵国分寺公園の武蔵の池

国分寺駅と西国分寺駅の間にある都立・武蔵国分寺公園では、武蔵の池があります。こちらは人工池ですが、美しい植栽と野鳥たちに多く出会えるスポット。

都立・武蔵国分寺公園にある武蔵の池
都立・武蔵国分寺公園にある武蔵の池

扇の滝 (おうぎのたき)には国分寺市の鳥、カワセミもよく出没し、朝夕は池にダイブして昆虫を捕らえて滝のある高場で食事をする姿を目撃できます。

武蔵の池の扇の滝で食事をするカワセミ
武蔵の池の扇の滝で食事をするカワセミ

水の街、国分寺を紹介しました。ではでは。

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Last Updated on 10月 1, 2022

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