あの木は何だろう?
ヤマボウシという樹木はご存知でしょうか?
庭木としても人気がありますが、街路樹や公園でもよく植えられている木です。
葉っぱが重なるように茂り、そして葉の上に何か白い花のようなものが咲いています。
こちらは武蔵国分寺公園のこもれび広場近くに立つヤマボウシ。花が満開です。
花、実、紅葉が楽しめる
人気のヤマボウシ
ヤマボウシが人気なワケ。それは、三物を与えられた木だからです。
5月から6月には花が咲きます。白やクリーム色の花を付ける種類が多いですが、ピンク色の花を咲かす園芸種もあります。
そして9月から10月ぐらいには、果実ができるのですが、この実は食用にもできます。私は食べたことがないですが、甘みがあるそうです。ただ、果実の中に種が入っているので、それは食べないほうが良いそうです。街路樹のヤマボウシの実はよく鳥が食べていますね。
さらに、秋も深まるとヤマボウシの葉っぱが紅葉します。日当たりの良いところに植えられたヤマボウシは特に紅葉が赤くて見応えがあります。
落葉樹なので冬になると葉っぱが無くなってしまいますが、最近は「常緑ヤマボウシ」という種類が流通し、人気が出ています。
種類によっては、常緑樹なのに紅葉するものもあるそうで、季節の変化を楽しみつつ、常緑なので冬でも目隠しにも使えますし、葉っぱがそれほど落ちないので、ご近所さんに迷惑がかかりにくい、というメリットもあります。
私も常緑ヤマボウシ、欲しいのですが、植えるスペースが無いので諦めています。
都立・武蔵国分寺公園のヤマボウシ
東京都立、武蔵国分寺公園でもヤマボウシが今が見頃を迎えています。
泉・北東口近くのヤマボウシです。
「山法師」の名前の由来のとおり、クリーム色の『花』が笠のようですね。
実は、花のように見える白やクリーム色の部分は総苞片 (そうほうへん)と言って、蕾を包むように葉が変形した部分なんです。本当の花は中央の球状に集合した部分なんです。
地味な花にも見えますが、可憐だなと思われる方もいるでしょう。私は地味だなぁと思います。近い種類のハナミズキのほうが花が綺麗で見栄えしますが、ヤマボウシは奥ゆかしい感じです。
とっておきの武蔵国分寺公園のヤマボウシのスポット紹介
他にも西元エリアにはヤマボウシのスポットがあります。
以上、見頃を迎えたヤマボウシだらけの記事でした。
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Last Updated on 5月 11, 2021
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