史跡指定100周年を迎えた武蔵国分寺跡
東京・国分寺市の西元町にある武蔵国分寺跡。
1922年に「史跡」の指定を受けて、今年2022年が100周年のアニバーサリーです。
桜の名所でもある武蔵国分寺跡は、こちらの記事で紹介したように3月末から夜桜のライトアップもおこなわれ、史跡で満開になったソメイヨシノが暗い夜の中で一段と映えていました。
ロゴマークとキャッチフレーズが決定
史跡指定100周年ということで、国分寺市では武蔵国分寺跡のロゴマークとキャッチフレーズをそれぞれ3つの候補から市民投票で決定しました。
【国分寺市】武蔵国分寺跡史跡指定100周年記念ロゴマーク&キャッチフレーズが決定しました (2022年6月9日)
国分寺市民は2022年6月11日時点で128,370人いるのですが、ロゴマークの投票数は304+352+196でトータル852票。人口比率で言うと、たった0.66%しか投票していなくて、統計的にどうなんだという疑問はあります。(私はデータサイエンスの仕事もしているので、データを見ると気になってしまいます)
さて、決まったロゴマークはこちら。
解説によると、
国分寺跡の「国」をベースに、七重塔や中門のシルエット及び100thをアピールする虹と雲を組み入れ、武蔵国分寺跡史跡指定100周年をイメージ
【国分寺市】武蔵国分寺跡史跡指定100周年記念ロゴマーク&キャッチフレーズが決定しました (2022年6月9日)より
とのことです。七重の塔は3候補ともありましたが、他の2候補と比べると、国分寺の「国」が入っているのが人気だったと思われます。
そして選ばれたキャッチフレーズはこちら。
天平の記憶 つないだ100年 つなぐ100年
天平(てんぴょう)は元号の一つで 729年から749年までです。そのときの天皇は聖武(しょうむ)天皇でした。仏教による国家鎮護のために日本各地に「国分寺」を建てることにし、武蔵国分寺もこのときに建立されました。
史跡指定されてから100年。これまでの100年間の時代をつなぎ、今後の100年へとつなげていきたいというメッセージが込められているそうです。
次の100年へ
史跡指定から100年経った武蔵国分寺跡。次の100年へとつなぐために私たちができることをしていきたいですね。
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Last Updated on 6月 29, 2022
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