次世代へとつなぐエックス山の雑木林 アイキャッチ画像 (2022年10月)
次世代へとつなぐエックス山の雑木林 アイキャッチ画像 (2022年10月)

国分寺が誇る保全緑地、『エックス山』

今日は国分寺市の西恋ヶ窪にある「エックス山」について書きます。

場所はここ、JR西国分寺駅と西武 恋ヶ窪駅の中間にあります。どちらからも徒歩で約10分です。

正式名称は「西恋ヶ窪緑地 (にしこいがくぼりょくち)」ですが、かつてこの緑地にXの形をした小道があったため、「エックス山」という通称で親しまれています。

【国分寺市HP】エックス山にようこそ!-エックス山等市民協議会-

約1.36 ヘクタールという市内最大のこの雑木林は「こくぶんじライフ」でも何回か紹介しているオススメスポットです。

エックス山で緑に囲まれて〜気になる西恋ヶ窪の切りつけ事件は… (2021年6月18日)

エックス山 (西恋ヶ窪緑地) (2021年3月15日)

クヌギやコナラなどを保全

江戸時代に農業をおこなうために武蔵野エリアにはクヌギやコナラなどの落葉樹がたくさん植えられ、雑木林があちこちに作られました。

エックス山もその一つで、高い木々が生み出すグリーンが夏は爽やかです。冬になると落葉して裸の木が寂しいですが、季節の変化に富んでいます。

エックス山 (2022年10月)
エックス山 (2022年10月)

虫たちも

先週末にエックス山に行ってみると、様々な虫たちに出会えました。

最初に登場したのがクロアゲハ。ひらひらと長く飛んでなかなか着地しなかったのですが、数十秒待ってようやく葉っぱに止まりました。

エックス山で出会ったクロアゲハ (2022年10月)
エックス山で出会ったクロアゲハ (2022年10月)

続いて同じく蝶の仲間の、ヒカゲチョウ。枯れ葉に擬態した黄土色の羽と蛇の目の模様が特徴。タテハチョウ科の一種です。

エックス山の歩道にいたヒカゲチョウ (2022年10月)
エックス山の歩道にいたヒカゲチョウ (2022年10月)

上を見上げると葉っぱにはセミの抜け殻も。セミの鳴き声も聞かなくなってきましたね。

エックス山で発見したセミの抜け殻 (2022年10月)
エックス山で発見したセミの抜け殻 (2022年10月)

そしてこちらはアキアカネ。止まり木したところを撮影できました。

エックス山にいたアキアカネ (2022年10月)
エックス山にいたアキアカネ (2022年10月)

小学生の子どもたちの噂で「エックス山にはオオスズメバチが出る」と聞いていますが、本当にいました。カメラが黒色なので、刺激しないように写真は撮りませんでしたが、小道から離れた、林の奥のほうで5cmぐらいのオオスズメバチが2匹、ぶんぶん飛んでいました。

次世代へつなぐ雑木林

エックス山では次世代へと雑木林をつなげるために、クヌギやコナラなどの木を単に保全するだけでなく、エックス山等市民協議会の方たちがドングリから苗を育てたり、移植したりすることで樹木の若返りもおこなっています。

私も以前ボランティアでエックス山の下草刈りを手伝ったことがありますが、2時間ぐらいの作業でしたが腰と手足にどっと疲れが来ました。また手伝いに行ってみたいと思います。

最後に、記事のアイキャッチ画像に使ったこちらの写真は、我ながらお気に入りの一枚。

次世代へとつなぐエックス山の雑木林 (2022年10月)
次世代へとつなぐエックス山の雑木林 (2022年10月)

エックス山で遊んでいる子どもたちが歩いている後ろ姿が写っているのですが、次世代へとつなぐエックス山の林と子どもたちの未来がシンクロしている感じがしました。

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Last Updated on 10月 4, 2022

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