国分寺の散策マップに度々登場する「エックス山」。西国分寺駅の北を8分ほど歩くとある雑木林が、そのエックス山です。
案内板にも説明にもあるとおり、江戸時代の新田開発のために造成された雑木林が後世に残されたもので、昔この林の中を通っていた小道が「X」の字に交差していたため、「エックス山」と呼ばれるようになったものだとのことです。エックス山という愛称に対して、後々に「西恋ヶ窪緑地」という正式名が付きました。
最初この名前を見たときに「エックス」って何だ?と気になりました。斬新なネーミングです。ただ、「山」と言えるものではなく、あくまでも「林」ですね。
面積は1.36ヘクタール(13,600㎡)あり、国分寺市内では最大の雑木林です。クヌギやコナラなどの落葉樹が多いので、冬に行っても葉っぱがなくて寂しいですが、澄み切った空と高木の樹木とのコントラストは絶妙です。
エックス山では単に雑木林を保全しているだけではなく、実施時期を分けて部分的に伐採を行い、その後で若芽を植えて樹木の若返りを行なっています。江戸時代から受け継いだ武蔵野の雑木林を、後世に良い状態で引き継いでいく。息が長い取り組みですが、応援したいですね。
Last Updated on 3月 16, 2020
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