※2022/09/14 更新:順調に成長しているヒナの様子を追記
※2022/08/27 更新:親鳥によるスパルタの泳ぎの練習を追記
※2022/08/21 更新:自由に泳ぎ回るヒナたちの様子を追記
※2022/08/16 更新:ヒナへの餌やりを追記
※2022/08/14 初稿
カルガモ、カワセミ、コウモリで賑わう「武蔵の池」
国分寺のオアシスこと、都立・武蔵国分寺公園。芝の生えた円形広場やこもれび広場も素敵ですが、訪れる人を癒やすのが園内の武蔵の池。
人だけではなく、鳥たちにも人気な池で、2022年もこちらの記事で紹介したようにカルガモたちが多く訪れていますし、こちらの記事のように早朝や夕方には餌を求めてカワセミが池の中にダイブして狩りをしていますし、日没頃にはコウモリたちが池の上を飛び交っています。
カイツブリの物語
今年(2022年)、武蔵の池ではもう一つの鳥たちの物語が。
7月から池ではカイツブリを見かけるようになりました。
大人でも小さめのカイツブリ。首をブルブル振ったり、池を潜ったり、羽ばたいたり、と本当によく動く鳥です。
武蔵国分寺公園でカイツブリが見られるのは珍しいです。こちらが公園内に掲示されている武蔵国分寺公園周辺で見られる野鳥たちの一覧ですが、カイツブリはありません。
池で話しかけてくださったご近所の方も「あの鳥はカイツブリですか?今まで見たことがないです」とおっしゃっていたので、今年は何か理由があってカイツブリが武蔵国分寺公園の武蔵の池に来たのでしょう。
実は、もう1匹のカイツブリが池の東側にいたのです。草の陰に巣を作り、卵を温めていました。
カイツブリにヒナ誕生
長い間じっと卵を温めていたカイツブリに、ついにヒナが誕生しました。
ペンギンやシマウマのようなシマシマ模様がかわいいカイツブリのヒナが巣の近くに何匹がいますね。
サントリーの野鳥図鑑によると、
水草を積み重ねて水面に浮巣をつくり、夏のはじめ、綿毛のようなかわいいヒナを連れて泳いでいます。
【サントリー】日本の鳥百科|カイツブリ
とあります。夏も真っ盛りですが、ようやく誕生したようです。
少し離れたところではパートナーの親鳥がせっせと泳いでいました。
協力して子育てをしているようですね。
国分寺の池に新たに誕生したカイツブリの命。このまま無事に成長して欲しいです。
ヒナへの餌やりを撮影
※2022/08/16 更新
カイツブリの巣は池の奥の方にあるので、双眼鏡かカメラの望遠レンズを使わないと見えないのですが、どうやら4羽のヒナが順調に育っているようです。
こちらは親鳥がヒナに餌をあげているところを偶然撮影したもの。少し大きくなった気がしますね。
口移しでヒナに餌を与えると、親鳥は再び狩りへ。食欲旺盛なヒナのために、親鳥は何回も狩りに出かけています。
ただ、近場で餌を捕まえてくるとすぐに巣に戻っていました。カラスなどの天敵もたくさんいるので、警戒しつつの子育てのようです。
自由に泳ぎ回るヒナたち
※2022/08/21 更新
カイツブリのヒナたちは4羽とも順調に育っているようで、池ではヒナたちだけで泳ぐ姿を目撃できます。
ただ、4羽の成長度合いの違いなのか性格なのか、3羽は一緒に行動していますが、1羽だけで離れてポツンとしていました。
こちらは池の西側を3羽で泳ぐヒナたち。親鳥が近くにいなくてもたくましく泳いでいます。だいぶ大きくなりましたね。
一方で、こちらは池の東側。ヒナが1羽でポツンといます。
泳ぎもそれほど激しくなく、じっとしている時間が長いです。他の3羽に比べると少し小さめです。公園にはカラスなどの外敵もいるので、孤立していると襲われる心配もありますが、今日の時点はまだ大丈夫。無事に成長することを願っています。
スパルタの泳ぎの練習
※2022/08/27 更新
カイツブリの泳ぎの練習はなかなかスパルタ式。ヒナの後を親鳥が追い、プレッシャーを掛けていきます。
こちらは泳ぎの練習をしているときの短めの動画です。
ヒナは潜水もできるようになってきましたね。もう1匹のヒナが後ろから「待って待って」と言わんばかりについてくるのもかわいいです。
順調に
※2022/09/14 更新
久しぶりの更新です。
カイツブリのヒナたちが生まれて1ヶ月あまり。4羽いたヒナが、途中から3羽しか見られなくなり、最近は離れたところに2羽を見かけます。
こちらは9月14日時点のヒナの様子。左側の写真は武蔵の池の東側の端にある濾過槽に佇むヒナ、右側の写真は西側の池を泳ぐヒナです。
生まれたての頃のシマウマ柄が取れてきて、徐々に大人びてきていますね。
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Last Updated on 9月 16, 2022
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