ぶんさんウォーク2020は盛況
以前の記事でレビューしたように、今年の国分寺市のウォーキングイベント「ぶんぶんウォーク」は、コロナ禍の影響で「ぶんさんウォーク」という名前になり、期間も11日間と長くなりしかも市内全域80箇所を廻るという一大イベントになりました。期間中は親子連れや小学生たちが自転車で廻っては「あった!」とスポットを見付けていましたね。
ぶんさんウォーク実行委員会の発表によると、80箇所のコンプリートは約340組もいたそうで、クイズラリーの謎を解き明かして最後のほこらにたどり着いたのは約30組だったそうです。
340組中30組だとかなり少ないですが、私の推測だと、コンプリートしてミーツ国分寺5階のcocobunjiプラザでフルコンボ賞をもらって終わりだと思った方が多かったのだと思います。「クイズラリー」だからクイズになっているのですが、80個の枠を埋めると最後の宝のヒントになっていると気付かないで終わってしまった方も多いのかも。そこでこの記事でぶんさんウォークのクイズラリーを解説してみようと思います。
クイズラリーの枠を埋めると
市内80箇所のスポットを廻って、クイズラリーの台紙に1文字ずつ書いていくと、以下のとおりになります。ただし、あくまでも私個人の回答なので、非公式で間違いがあるかもしれません。ご承知おきください。
平仮名だと読みづらいので漢字にしてみると、こうなります。
「国分寺は、南に朱雀(太陽) 北に玄武(山) 西に白虎(交通の道路) 東に青龍(みず)がある、最高の場所に建てられた。青龍のほこらの裏に、宝が隠れてる。」
青龍、白虎、朱雀、玄武って
宝が「青龍のほこらの裏」にあるということは分かったのですが、そもそも青龍、白虎、朱雀、玄武って何だろうって思いますよね。
我が家には国分寺の書籍が何冊かあるのですが、国分寺市教育委員会が出版している「ふるさと国分寺のあゆみ」にちょうど良い図がありました。
「四神相応の図」と説明があります。
四神相応って?
古代中国から伝わった概念で「四神相応(ししんそうおう)」という言葉があります。これは東西南北を守る4つの動物のことで、「ふるさと国分寺のあゆみ」に解説があります。
東には清らかな川の流れに青竜、西には南北をつなぐ大道に白虎、南には広々と続く低湿地に朱雀(鳳凰)、北には高い丘陵地に玄武(亀と蛇の合体物)がそれぞれあいまって保護する土地を「好所」と考えました。
国分寺市教育委員会発行「ふるさと国分寺のあゆみ」
奈良時代に「国分寺の造立の詔(みことのり)」という日本全国に国分寺を建てるという命令が出たときに、立地場所の条件として「好所」であることが付けられまし。その好所がどういう場所かというのが、上記の四神相応の地だったのです。
東京都国分寺市にあった武蔵国分寺の場合、多摩川が土地を削ってできた国分寺崖線(がいせん)があるので、北は高台で玄武の条件に合い、南は広大な平地があり朱雀の条件にも合います。東には国分寺崖線によって真姿の池からお鷹の道へと湧き水が清流となってなっていて青龍の条件も満たし、西には南北を縦断する古代の幹線道路である東山道武蔵路(とうさんどうむさしみち)があるので白虎も満たしています。
青龍のほこらはどこ?
さて、クイズラリーの答えでは「青龍のほこらの裏」に宝があると書いてありましたが、お鷹の道の横を流れる清流にほこら(神を祀る場所)なんてあったでしょうか。
そうです、真姿の池には弁財天が祀られていますよね。
ぶんさんウォークの期間中、この真姿の池の岩の横に、小さな青い鳥の巣箱のようなものが置かれていました。
青い龍が書いてあるし、これっぽいなと思ってフタを開けてみると…
メモが入っていて、おたカフェに行って「せいりゅう」と言うように指示があります。
おたカフェに行くと…
おたカフェに行って、店員さんに「せいりゅう」の合言葉を言うと、ギフトを郵送で贈るので住所を書いてもらうよう言われます。
ぶっちゃけ、ぶんさんウォークのクイズラリーをやっていなくても真姿の池にふらっと来て、青い箱を開けたらギフトをゲットできてしまったのかもしれませんが、ぶんさんウォークをやってこの場所に来ると、ものすごい達成感がありました。
おたカフェグッズ
そして、本日(12/29)、おたカフェさんより封筒が届きまして、ギフトが入っていました。
おたカフェのオリジナルエコバッグ、スパイスチャイティーセット、おたカフェ年間パスポート券の3点です。カフェ好きにはたまらないですね。本当にありがとうございました。
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Last Updated on 12月 30, 2020
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