ガーデニングには適材適所の植物を
今日はガーデニングの話を。
ガーデニングをやっていて痛感するのは「適材適所」。2階以上のベランダで鉢植えで植物を育てるなら季節問わずそれなりに日照条件が良いので、日当たりを好む植物を育てやすいです。ただ、1階の庭や、建物と土地境界との隙間のスペースだとそうはいきません。季節によって太陽の高度(傾斜角)が変わるので、夏だと直射日光が当たるような場所でも、冬になると全然日が差さなくなることもありますよね。特に、建物の北側のスペースは1年のほとんどが建物の陰になってしまい、日当たりを好む植物には不向きです。シェードガーデンって呼びますよね。
シェードガーデンでは日が当たらなくても成長できる植物が合うのですが、シャガ、ホスタ、ヤブラン辺りがポピュラーでしょうか。
シェードガーデンで欠かせないアジュガ
ただ、私はアジュガ(Ajuga)が気に入っています。花も付けますが、葉っぱも光沢があって綺麗です。
昨年の夏にアジュガのキャトリンズ・ジャイアントを購入して植えています。そのときにはシーズンを過ぎていたので花は付いていなかったですが、その後、地植えするとどんどん葉っぱが増えていきました。アジュガ自体はヨーロッパが原産の植物ですが、日本の気候でも合うようで、肥料を入れなくても成長していきます。
日が当たらなくても、水やりしなくても、そして土壌も選ばずに育つのは、シェードガーデンではありがたい存在です。
4月初旬からアジュガの開花
こちらは我が家の建物の北側、基礎コンクリートの脇に植えたアジュガです。今日見るとたくさん紫色の花を付けていました。本当に日陰でも十分成長してくれました。葉っぱもツヤがあって綺麗です。
アジュガは常緑多年草なので、冬でも葉っぱを落とさないです。宿根草だと冬だと地上部が枯れて寂しくなりますが、アジュガは冬でも緑があってオススメです。また、日陰で暗くなりがちなシェードガーデンでも、アジュガの鮮やかな紫色の花が彩りを与えてくれますね。
アジュガは匍匐性があるので葉っぱは這うように横にも伸びていきますが、上に上にと重ねるように葉っぱを伸ばした先に花を付けますので、花を付ける部分が背が高くなり見応えもあります。
日なたでも育つアジュガ
そしてこちらは2階のベランダで日なたで回復させたアジュガです。先週から花を咲かし始めました。
「回復」というのは、実は昨年秋に別の場所に植えていたアジュガを庭に移植した時に、根っこを傷付けてしまい、自慢の葉っぱがしおれて枯れてしまいました。ただ、多年草なので枯れてしまっても冬の終わりから新しい葉っぱを付け始めます。こういう敗者復活戦もあるのも多年草・宿根草の楽しみでもあります。
日陰でも育つアジュガですが、冬から春にかけて日の当たる場所で育てると、葉っぱの数がぐんぐん増えていきました。そして地植えのアジュガよりも一足先に紫色の花を付け始めました。日なたでも育つのがアジュガの良さですね。
日なたのアジュガも満開に
※2021/04/21更新
そしてこちらは根を傷めずに秋冬を越せたアジュガ・キャトリンズ・ジャイアント。花を付け始めるのは2Fのベランダ組や、1Fの日陰の地植え組に比べると1週間ほど遅かったですが、しっかりと根を張っていたので紫色の花が高くそびえ立ってびっしりと咲いてくれました。
光の加減で、アジュガの花は日が当たると鮮やかな紫色に見え、日陰では青紫色に見えますね。シェードガーデンで重宝されるアジュガですが、これなら日なたに植えていても見応えがありますね。
国分寺市の東元町3丁目で見掛けたヘーベルメゾンでも、花壇に紫の花が鮮やかだったので何の花だろうと思ってよくよく見てみるとアジュガでした。花壇でも存在感があるアジュガでした。
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Last Updated on 4月 21, 2021
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