東京・国分寺市の人口推移 2020年1月〜11月

コロナ禍で東京都の人口は減少

東京都の人口が2020年7月から4ヶ月連続で減少しているそうです。

転入者も多いのですが、それ以上に都外へと転出する方のほうが多く、特に23区内では転出数が多くなっているとのことです。

参考:【日経新聞】東京都の人口移動、4カ月連続で転出超過 10月 総務省調べ

理由は、コロナ禍でテレワークなどが普及したことが挙げられています。東京都周辺の埼玉、千葉、神奈川の3県は転入超過の傾向にあるそうで、都心のオフィスに通勤しなくて良いなら、郊外で広めの家に移りたい、あるいは地元に近いところに移りたい、そういう考えの方が増えているようです。

国分寺市の人口は…

次に国分寺市の人口を見てみましょう。国分寺市では市の人口データを公開しています。

国分寺市 年齢別及び町名・丁目別世帯人口

ただ、PDFになってしまっているので、データを解析するには一度Excelシートなどに移す必要がありますね。

行政のオープンデータではPDFで提供するのはよくあるのですが、データ解析する身としては使いづらい、というのが実情です。そのまま解析しやすいCSVとかになっていると加工が楽なのですが。

さて、2020年1月以降、現時点での最新の11月1日までのデータを棒グラフにしてみました。文字が小さくなってしまっているので、画像をクリックして拡大表示してみてください。

東京・国分寺市の人口推移 2020年1月〜11月
東京・国分寺市の人口推移 2020年1月〜11月

2020年1月1日時点で12万5,170人だった市内の人口が、2020年11月1日時点では12万6,529人と増加しています。

東京都全体では人口減が続いている2020年7月から10月の4ヶ月間でも、

7月1日:12万6,271人 → 8月1日:12万6,319人 → 9月1日:12万6,370人 → 10月1日:12万6,432人、と微増していますし、11月1日でも12万6,529人と増えています。

海外からの影響は?

国分寺市で暮らす方の中には、東京学芸大学、東京経済大学、津田塾大学、東京農工大学、一橋大学などの近場の大学に通う学生の方も多いでしょう。コロナ禍で海外からの留学生も減っていることが予想されますし、海外から働きに国分寺市内に来る方も減っていそうです。

実際、上にプロットした棒グラフのオレンジ色の部分を見ていただきたいのですが、外国籍で市内に住んでいる人口は2020年1月で2,572人いて、2020年5月1日でピークの2,612人になった後、どんどん減っていて2020年11月1日時点では2,525人になっています。

【外国籍の国分寺市人口】
2020年1月1日:2,572人
2020年2月1日:2,565人
2020年3月1日:2,558人
2020年4月1日:2,590人
2020年5月1日:2,612人
2020年6月1日:2,611人
2020年7月1日:2,601人
2020年8月1日:2,564人
2020年9月1日:2,533人
2020年10月1日:2,526人
2020年11月1日:2,525人

外国から国分寺市に来ていた方のうち、別の国・地域に移った方々も少なくないということですね。

増加する東恋ヶ窪1丁目、戸倉4丁目

ただ、外国籍の人口減を上回るほどの人口の増加は、日本国籍の方たちに依るもの。一体どの地域で増加しているのでしょうか?

国分寺市では「町名・丁目別世帯人口表」として地域別の人口データも公開しているので、それも見てみましょう。

地域別人口を2020年11月1日時点から1月1日時点を差し引いてプロットしたのが下のグラフです。文字が小さくなってしまっているので、画像をクリックして拡大表示してみてください。

国分寺市 地域別の人口推移 (2020年1月〜11月)
国分寺市 地域別の人口推移 (2020年1月〜11月)

突出しているのが、東恋ヶ窪一丁目。292人も増えています。きっと、ザ・パークハウスに移住してきた方が多いのが原因でしょう。他にも戸倉四丁目(121人)、本町三丁目(104人)、日吉町一丁目(98人)も多いです。戸倉四丁目は住友林業の分譲住宅フォレストガーデンがありますし、本町三丁目はシティタワー国分寺ザ・ツイン ウエストの影響でしょうか。

減少している泉町2丁目、東恋ヶ窪2丁目

その一方で、減少している地域もあります。特に多いのが泉町二丁目(-63人)。ここは武蔵国分寺公園から西の団地を含むエリアなのですが、団地から引っ越した方が多かったのでしょうか。また、東恋ヶ窪二丁目(-44人)、本多二丁目(-37人)も減少が目立ちました。

国分寺でのテレワークは良い!

とは言っても、国分寺市全体では2020年1月から11月に掛けて、12万5,170人→2020年11月1日と1,359人の増加。

国分寺市なら都心に比べると広めの戸建ても多いですし、テレワークに必要な仕事スペースも作りやすいですよね。また、武蔵国分寺公園や殿ヶ谷戸庭園、姿見の池、お鷹の道など、自然が多くて仕事の合間に散策してリフレッシュできますので、テレワークには絶好のロケーションだと思います。

今後も市内の人口の増加傾向は続きそうですね。

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Last Updated on 11月 29, 2020

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