東京都国分寺市の東元町から西元町へと続く細い路地は「お鷹の道」と呼ばれ、地元の方が通勤や通学、登園に使っているだけでなく、観光で訪れた方の散策道としても人気のスポット。狭い道ですが、清流が隣を流れ、歩くだけで気分転換になります。
国分寺のこの辺りは、江戸時代に尾張徳川家の「鷹狩り」の場でした。鷹狩りとは、鷹を野に放ってウサギや鳥などを狩るもので、戦国時代の武将に人気の行事でした。その鷹狩りの場へと続く小道が、鷹場への道という意味で「お鷹の道」と呼ばれるようになったのです。
清流はカワニナという巻貝が多く生息しており、ホタルの幼虫が餌としています。カワニナが住めるぐらい綺麗な水というわけですね。
ただ、カワニナを捕まえてしまうとホタルが育たなくなってしまうので、絶対取らないようにしてくださいね。
他にも、この清流には野鳥が水浴びをしていることもあります。私も3回ぐらい見たことがあるのですが、一瞬のことで目が合うとすぐに逃げられてしまうので、まだ写真に撮ったことはありません。
真姿の池の南側から見たお鷹の道。国分寺崖線から湧き出た水がお鷹の道に沿って流れて行きます。
そう、お鷹の道の清流の源流は真姿の池湧水群なのです。真姿の池についてはこちらの記事にまとめていますので、よろしけばそちらもお読みいただければと思います。
Last Updated on 2月 17, 2020
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