契約編

これまで漠然としていたマイホームが、いよいよ形になりつつあります。無限の可能性があるマイホームですが、土地を決め、どこか1つのハウスメーカーにすれば、1つの可能性にしかなりません。後悔しないように、その時々のベストの判断をするように心掛けました。

ステップ6:土地の買付・契約(6ヶ月前)

我が家の場合、土地は最後まで迷いました。

買付→キャンセル

最初に決めかけたのは、国分寺駅から離れて府中市に入ってしまいますが、面積が150m2あり、一軒家を建てるには十分すぎる広く、日当たりも良好で、しかも値段も高くないのです。同じくらいの面積だと国分寺市内の駅に近いエリアだったら700〜1500万円くらい高くなってしまうんですが、不動産に聞くところによると、府中市に入ってしまうと値段が手頃になるとのことでした。この土地に決定して、買付(かいつけ)の手続きをしました。買付とは、「この土地を買います」と手を挙げることで、書面で購入の意志を示す。そして土地の契約日を週末に迎えることになったのですが、色々と考え直した結果、契約の2日前というぎりぎりのタイミングでキャンセルして、別の候補を選ぶことにしました。買付は契約義務はないので、キャンセルしてもペナルティは発生しないのですが、不動産のほうでも売り手の現オーナーとも調整して契約日を決めて裏で動いてもらっているので、むやみにキャンセルするのは良くないですよね。

買付→契約、そして住宅ローンの申請

最終的に、国分寺市内の土地に決めました。土地に掛けられる予算からは超えてしまったのですが、初めて見学したときに感じた雰囲気、印象で気に入った土地でした。さて、この土地にすると決め、買付を出します。そして契約日が決まりますが、その契約日までに住宅ローンの申請が通っている必要があります。最終的に借りる金融機関の住宅ローン申請でなくても良いのですが、どこか1社でも土地を購入する以上の金額の住宅ローンの申請が下りていないと、資金的に購入できないのではとみなされ、土地の契約ができなかったり、同じタイミングで買付を出した人に優先順位が移ってしまったりします。私はこのとき、ハウスメーカー経由で2社の住宅ローン申請が下りていました。大手の銀行の住宅ローン申請を先に出していたのですが、少し時間が掛かってしまっていたので間に合わないかも、ということで住宅ローンの専門金融機関のほうにも申請を出していたのです。後者は出して3日ぐらいでローンの申請が下りまして、結局前者もその2日後に下りたので、2社になったしまったわけです。

失敗した契約書のハンコ

そして土地の契約日を迎えました。週末に不動産に行きましたが、契約書の説明、重要事項説明書の全項目の説明が丁寧にあり、3時間ぐらい掛かりました。契約書なので実印を押すのですが、私はハンコが本当に下手なので、契約書なのに印影が欠ける、インクがにじむ、などで失敗も何度かしました。

契約日に数百万円の頭金を現金で

契約日に現金で頭金を支払う必要があります。一部はオンライン決済をやっているところもあるようですが、不動産の慣習で、未だに契約日その日に現金を持参してくる方法を取っているところが多いです。理由として、契約日が来るまで実際に契約が成り立つかは不確かなので、振込はNGで、その日に現金で持ってきてもらっているとのことです。頭金は土地の価格の5%が相場です。4000万円の土地だった200万円、5000万円だったら250万円ぐらいです。頭金なので、支払った金額は土地の購入金の一部として使われるのですが、頭金無しで全額ローンで支払うことはできないんだなと思いました。

リュックサックに入れて持ち歩いた数百万円

また、大金になるので、ATMでは1日の引き出し上限を超えてしまいます。何日にも分けてATMから引き出すのも効率が悪いですので、私は銀行の窓口に行って引き出してきたのですが、開店するのが9時と少し遅いですし、整理券を受け取って少し待たされるので、年休を1時間分取得して通勤前に銀行に行きました。リュックサックに数百万円の大金を入れた状態でオフィスに行ったのですが、オフィス内や帰り道での盗難や紛失などのリスクはありますので、家に着くまで気が抜けなかったです。また、契約日も不動産に向かう道でも油断できなかったです。こんなに心配になるぐらいだったらオンライン決済で済ませたかったですね。契約後の不動産へのアンケートで要望を出しておきました。

ステップ7:ハウスメーカー選定&原契約(~6ヶ月前)

さて、土地の契約と前後して、ついにハウスメーカーを1社に決めました。

原契約とは

そして「御社と建物を任せます」という意味で、契約を結びます。これを原契約(げんけいやく)と言います。この時点では、まだ間取りや内装、外構の詳細を詰めていない状態なので、建物の工事に掛かる金額はこの時点ではアバウトです。なので原契約時の金額のままFIXするということはなく、通常はこれよりも上がります。理由は、原契約時ではハウスメーカーの標準仕様の内装になっているため、床材をグレードアップしようとか、キッチンを良いものにしようとか、玄関にエコカラットを入れようとか、そういうのが積み重なり、原契約時よりも変更契約時で金額が数百万円くらい上がることが多いそうです。

原契約時の頭金はオンライン振込で

ここでも契約時に頭金が必要になるのですが、特に建物の金額の何パーセントと決まっているわけではなく、一定額のところが多いようです。旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)では100万円でした。また、ハウスメーカーは不動産より割と柔軟で、オンライン決済でも良いとのでしたので、銀行のオンラインダイレクトから振り込むことにしました。

苦手なハンコ押し

ここでも契約書に実印を押すのですが、ハンコを押すのが苦手なのでここでもいくつかミスりましたね。

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Last Updated on 11月 16, 2020

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