春に咲く白い花
ユキヤナギ。流れるような枝に、春になったら小さい白い花を一面に咲かせる低木です。春を感じさせる代表的な花の一つですね。
泉町かしの木公園のユキヤナギを見て
国分寺市の武蔵国分寺公園の隣なる、泉町かしの木公園。マンションに隣接する小さな公園ですが、ユキヤナギが植栽が良いですよ。
こちらは2020年3月中旬の写真ですが、鮮やかな黄緑色の葉に、白の花がまぶしくて、良いなぁと思いました。
山崎誠子さん著の植栽大図鑑でも
我が家でも植栽をどうするか検討したときに、ネットの情報だけではなく書籍も参考にしました。じっくり読んでいたのが、山崎誠子さん著の植栽大図鑑。シマトネリコをメインツリーに考えていたので、そのサイドに植える低木としてブッドレアとユキヤナギが載っていたのです。
(シマトネリコに)合わせる樹木も、風の気配を感じられるような、枝と枝、葉と葉に隙間があるようなものを選ぶ。
植栽大図鑑 シマトネリコのページ
低木なので、大きくならないから両方植えてみるかと思い、ブッドレアもユキヤナギも両方植えることにしました。ブッドレアについては本当に手が掛かるので、既にこちらの記事にブッドレア成長記録を書いています。
株立ちがごちゃごちゃのユキヤナギ
さてネット注文で届いたユキヤナギは、なんとも頼りなかったです。枝が細く、根本がごちゃごちゃしていて、植え付け時は折れそうで心配でした。2株購入したのですが、株立ちのもので下の写真の赤丸のように真っ直ぐしていなくて、きれいに伸びるのかなぁと懸念ばかり。
2ヶ月して自由奔放に伸びるユキヤナギ
そして2ヶ月経った8月末の写真がこちら。もう葉っぱは多すぎるし、葉っぱの重さに対して枝は細すぎるので地面に付いてしまっていますし、大丈夫か?という不安はさらに募っていきます。
このタイミングで、あらぬ方向に伸びた枝は思い切って剪定してしまいました。
剪定した枝をそのまま土にブスっと
ユキヤナギは挿し木で増えるとネット情報に書いてあったので、剪定した枝がもったいないので、そのままブスッと土に挿して置きました。本当は枝を水に数時間付けてから植えたほうが根が出やすいのですが、面倒くさいことはせずにそのまま土に埋めただけです。
下の写真では隣のオジギソウのせいで見づらくなっていますが、赤線部分がユキヤナギの剪定した枝を植えたところです。
アリがユキヤナギに集まっている!?
9月末のある日、小アリの群れを庭で目撃しました。どこに集まっているんだろうと思って列の先を見てみると、ユキヤナギでした。その日は集まる原因が分からなかったので、ネットで調べてみると、ユキヤナギには害虫がいて、それがアブラムシなんです。アブラムシはユキヤナギの新芽を好むそうで、翌日また観察しに行ってみると、確かに、ユキヤナギの枝の先っぽのほとんどにアブラムシがいました。黄緑色でユキヤナギの葉の色と似ているので、意識して見ないと分からないですね。そのアブラムシの群れに、小アリがたかっています。
どうやらアブラムシから出す甘い汁を小アリが餌にし、その代わりにアブラムシのボディーガードをするという共生関係にあるようです。美しい話のように思えますが、ユキヤナギの新芽にアブラムシがたかると、上の写真のように葉がしおれてしまいます。
しおれるのは一部だけなのでほっておいても構わないという説もありますが、やっぱり見栄えが悪くなるので、何とかしたいと思い、殺虫剤(ベニカXファンスプレー)を買って早速試してみました。
翌日見てみると、殺虫剤を吹き付けたところのアブラムシは壊滅していました。ただ、新芽もただれたようになってしまい、一長一短ですね。それ以後は殺虫剤を使っていません。
2ヶ月して挿し木を掘り起こしてみると
さて、挿し木をした枝ですが、2ヶ月経って、葉っぱのほうは枯れ掛けてしまいました。
もしかして根っこが生えなかったのかなと疑問に思い、挿し木の根本を掘り返してみると、意外にも結構びっちり根っこが生えています。
ただ、ご覧のとおり枝がしなってしまっているので、このまま葉を増やしてもまた地面に付いてしまうでしょう。なので、再び埋め戻してから支柱を立てることにしました。このまま無事に成長して挿し木がうまくいくことを期待して。
初春に白い花が
※2021/04/17更新
ユキヤナギが咲く季節は、梅より後で桜より少し前。我が家のユキヤナギも3月中旬に満開になりました。一面びっちりと可愛らしい白い花が付きました。
そして、挿し木をしたユキヤナギのほうも、同じ時期に少ないながらも花を付けました。挿し木、成功ですね。来年はもっと花を咲かせると良いなぁ。
新芽のアブラムシに要注意
※2021/04/17更新
花を咲き終わる3月下旬から、今度はユキヤナギの新芽が一気に伸びてきます。そしてこの時期にどこからともなくやって来るのが、アブラムシ。ユキヤナギの新芽が大好きなので、公園のユキヤナギの先っぽの新芽に必ずびっちり付いています。我が家のユキヤナギはまだ被害が出ていませんが、アブラムシに吸われると新芽が伸びなくなってしまいますし、アリとタッグを組んで天敵のテントウムシを防御するようになるので、厄介です。ユキヤナギは落葉樹なので、どうせ葉っぱが落ちてしまうので、秋になったらアブラムシが付いてもスルーするようにしますが、これから伸びる春のシーズンのアブラムシは徹底的に対処しようと思います。
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Last Updated on 4月 17, 2021
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