マイホームを建てるのに、住宅展示場はものすごく参考になるのだけど…
私の場合、家を買おうと決めたとき、1ヶ月以上分譲住宅だけに専念して探したのですが、なかなか条件に合う家が見つからなくて、注文住宅にする方向にしました。どんなハウスメーカーがあるのかよく把握していないまま、これまで分譲住宅や近所の家を見たイメージで住友林業と積水ハウスあたりにしようかなと思い、住宅展示場を見に行くことにしました。
ハウジングワールド立川が首都圏最大で必見
東京・国分寺で注文住宅を考えている皆さんに参考になるのが、立川にあるハウジングワールド立川。武蔵境にも住宅展示場はいくつかありますが、このハウジングワールド立川は全54棟あり、首都圏最大級。これだけ充実している住宅展示場を見ておいたほうが、選択肢はぐんと広がります。同じハウスメーカーでも、タイプが異なるものを2つ、3つ展示しているところもあるので、ハウスメーカーを決めた後もどのタイプにするか検討するときに参考になります。
遊びに行くためだけに行っても良い
コロナ禍までは、住宅展示場に仮面ライダーやアンパンマンなどの子供に人気のキャラクターが来るイベントもやっていましたし、隣の敷地にはららぽーと立川立飛があります。遊びに行くついでにハウジングワールド立川に行くのは全然良いと思います。子供も喜びますし。
「予定があるので」と嘘を付いてでも切り上げる覚悟で
ただ、54棟もあると、どこから見て良いのか迷いますよね。私も1日で全部見ようと思ったのですが、初日に見れたのハウスメーカー2社で6棟だけ。こちらはざっと見たいだけなんですが、単なる見学だけでは許されない空気がプンプンです。各社の営業さんもアンケートを書いてくれだの、取り敢えず自社だけに目を向けてもらいたいため、日没まで長く説明を粘ってなかなか帰してくれません。「予定があるので〇〇時に出ないといけない」と、嘘でも良いので言っておかないとハウジングワールド立川の閉園時間まで突き合わされ、また翌週もアポを取られることになってしまいます。
小さな子供のための「餌」に要注意
また、小さな子供連れで見学する方も多いでしょうが、各ハウスメーカーも子供対策をしっかりしていますので、子供が興味を持ちそうなキャラクターのオブジェクトが飾られているとか、ガチャポンをやらせてくれるとか、グッズをくれるとかで、色々と「餌」が仕掛けられています。親はそのハウスメーカーに興味はなくても、子供が引き込まれてしまうと、入らざるを得なくなってしまいますよね。アンケートとか求められても、「いえ、今日は単に遊びに来ただけなので」とさらっと交わすようにしてください。下手に回答してしまうと、営業さんからフォローアップの連絡が来てしまいますから。
幅広で検討したい客ととにかく選択肢を絞り込みたい営業との葛藤
お客さんは住宅展示場に来て、色々な選択肢からじっくり決めていこうと考えている方が多いと思いますが、ハウスメーカーの営業さんは、とにかく選択肢を絞り込んで、自社だけで検討して欲しいと思うわけです。なので、「今月中に仮契約すれば〇〇万円値引き」とか、「翌週の見学会に予約して欲しい」とか、「土地を探すお手伝いをします」とか、とにかくペースが速く、先方のペースに呑まれがちなんですよね。気になる土地が見つかったとしても、1週間以上も寝かせて検討するなんてできませんし。早く買付を出すように依頼され、土地が決まったらもうハウスメーカーを絞り込まないといけなくなります。
住宅展示場に来る方を、1組でも自社のハウスメーカーで契約できたら2,000万円から3,500万円くらいの金額が入りますし、他社で決まってしまったらそれが0になります。なので、営業文句で客の選択肢を絞り込んで、足早のペースで進めて自社で決めてしまいたいという魂胆なんですよね。もちろん、各社の営業さんによってはこちらの気持ちを汲んで考えてくれる方もいますが、割と住宅展示場にいる営業さんはガツガツ来る方が多い印象です。
家は人生最大の買い物ですから、くれぐれも慎重に。そして時には大胆に。決めるのは自分ですから。
Last Updated on 10月 14, 2020
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